提案文 :
▼全体を通し“時代の移り変わり”をベースに、以下３つの点を考慮しながら、原稿を作成させていただきました。
１、スープの温もりと辛子高菜が呼び起こす懐かしさ（＝実家の食卓にあった辛子高菜、豊富な栄養素）
２、その時代に生きるひと・がんばるひとを想い続けるスタイル（=手軽さ×１杯に対するこだわり）
３、高校生の頃、白い長靴の店員さんがなんだか格好よく見えたという思い出～老舗店の復活へ
▼ライティング原稿
―19○○年、市場で働くひとを想って誕生したスタイル。実家の食卓を思い出させる辛子高菜を卓上に置いた。手軽さのなかにも、その１杯に対するこだわり。白濁した豚骨スープに、脂ののったチャーシュー、さらりと散らしたネギ。テーブルに置かれた辛子高菜をスープに広げて、自分だけの味をつくる。
高校生の頃、白い長靴の店員さんがなんだか格好よく見えた。汗をかいたあとに体が欲する塩分、そして高菜に含まれる豊富な栄養が働くひとを支え、部活帰りの学生たちを見守り続けた。
―20○○年、市場で働くひとは減り、汗を流す仕事も少なくなった。名店の活気は、時代と共に少しずつ失われ始めた。この店がはじめた辛子高菜をラーメンに混ぜる食べ方は、日常になっていた。
―2020年、働く女性が増え、ひとり暮らしの高齢者が目立つようになった。毎日がんばる彼女たちにあたたかいものを食べさせたい。人生の大先輩たちに、スープの温もりと辛子高菜が呼び起こす懐かしさを届けたい。いま老舗ラーメン店にしかできないことがあるはず。
ヤマナミ麺芸社は老舗ラーメン店の復活に向けて動き出した。みんな同じ船に乗っている仲間じゃないか。高校生の頃、白い長靴の店員さんがなんだか格好よく見えた…あの日の想いを胸に“手軽さのなかにも１杯に対するこだわり“このラーメン道をいまの時代に合ったスタイルで届けるために。
▼元情報
・大分・熊本・福岡にて外食事業、及び関連事業を手掛けている会社
・福岡県のとある老舗ラーメン店をM＆Aしたが、M＆Aにはネガティブイメージがつきもの
→ラーメン店を復活させるにあたって、お客様にとって納得感のある復活ストーリーを募集
【ラーメン店】
・代表が若い時によく通っていたラーメン店
・辛子高菜に定評があった
・福岡市では知らない人はいないくらいの有名老舗店
・辛子高菜をラーメンに入れるというスタイルを初めて築いたお店
2020-12-23 11:22:15
