見積もり募集の結果
見積もり募集の内容
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提示した予算
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1 円 ~ 5,000 円
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依頼概要
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因幡の白兎の絵本を制作する予定です。
子供たちに愛される様な絵本にしたいと思っています。
内容は下記の通りです。
むか〜し、むか〜し、まだ人もいない神様が住んでいた神代の時代。
ある所にウサギの島がありました。
ウサギたちは海の向こうに見える大きな島を見ながら、『あそこはどんなところだろう?見たこともないモノや、食べたことのない美味しいモノが沢山あるんだろうなぁ』といつも夢を見ていました。
しかし、ウサギの長老は『あの島には近づいてはならん』
『あの島にはとんでもない魔物が住んでいる』
『あの島に渡るととんでもないことが起きるぞ‼︎』
しかし、仔ウサギたちはそうではありませんでした。
長老の言葉に恐れながら、それでもあの島へ渡りたいと頭から離れないのです。
仔ウサギたちはどうやったらあの島まで渡れるか、その話で持ちきりでした。
そんなある日、一匹の仔ウサギが寝ていると天女が降りてきてお告げを降しました。
『貴方はこの島を渡り、私の行く末を判断しなさい。貴方が見極めるのです』
ふっと眼が覚めると天女はそこにはいませんでした。
その言葉が頭から離れません。
その日も仔ウサギたちは向こう岸の島の話で持ちきりです。
『あの島に行けば見たこともない食べ物や食べたこともない美味しいモノが沢山のあるらしいぞ!』
『でも、魔物から襲われたらどうするの?』
『そんなものいるか‼︎いても俺たちは走るのが早いんだ‼︎きっと逃げられるさ‼︎』
『だって見たこともない食べ物があるんだったら見たこともない魔物もいるんじゃないの?』
『第一どうやってこの海を渡るんだよ』
『そうだ‼︎そうだ‼︎この海には沢山のワニがいるんだぞ!』
『お前たちは本当に意気地なしだなぁ。あいつらは簡単に騙すことが出来るさ‼︎』
『えっ‼︎どうやって騙すんだよ‼︎』
『そ、そりゃ簡単さ」
『嘘つくんじゃないぞ‼︎俺たちこそ騙されないぞ‼︎』
『そうか、分かった‼︎じゃ見ていろ‼︎俺があの島まで渡ってみせる』
するとそのウサギはワニを集めだします。
『お〜い‼︎ワニたちよ‼︎お前たちの数と俺たちの数ではどちらが多いか数えるからここに一直線に並んでくれ‼︎』
『お前たちが多かったら後で褒美をくれてやる‼︎』
『それは本当だな、どんな褒美かは知らんがお前たちには負けないぞ』
そう言うとワニたちは対岸の島まで一直線。
ワニの背中を【ピョン、ピョン】と渡り始めた。
いよいよ対岸に着くとき、嬉しさのあまり『へへ、騙されたなぁ、俺は海を渡りたかっただけなのさ〜クックックッ』
『おい‼︎お前騙したなあ‼︎』
最後のワニがパクリ‼︎
仔ウサギは皮を剥がれてしまいます。
『え〜ん、え〜ん、痛いよ〜』
あまりの痛さに泣き叫んでいました。
すると道の向こうから誰かが近づいてきます。
『え〜ん、え〜ん』
『おい、お前どうした‼︎』
近づいて来たのはこの島に住む八十神達でした。
『ワニに皮を剥がれて痛いのです』
『おぅ‼︎そうか!だったら良いこと教えてやろう‼︎この海の塩水に浸かって丘の上で太陽に当たって乾かせばすぐに良くなるぞ‼︎』
『えっ‼︎そうなんですね』
『ありがとうございます‼︎』
仔ウサギは早速言われた通りに海に浸かって丘に登り太陽の光で乾かします。
『グァ〜痛い‼︎』
『ハッハッハ‼︎騙されたなぁ』
『お前がワニを騙した天罰だ‼︎』
八十神達は高笑いしながら去っていった。
するともう1人、沢山の荷物を背負ったみみすぼらしい神様が近づいてくる。
その神様は優しそうな笑顔で『どうしたんだい?』
仔ウサギが事情を説明すると
『それは申し訳ないことをしたね。あれは私の兄達なんだ。どうだい、私が治してあげるから私を信じるかい?』
その優しそうな笑顔を信じた仔ウサギは『では、お願いします』
するとその神様はガマの穂で作った薬を塗り瞬く間に傷を治したのです。
『ありがとうございます。助かりました。ところでなんという方ですか?』
『私ですか?私はオオクニヌシです。兄達は大変美しいと評判のヤガミヒメと言う姫さまを見に行っているんだ』
仔ウサギはふと思い出しました。
あのときの天女が言っていた事はこのことだったのか‼︎
仔ウサギはオオクニヌシに『貴方は兄達の荷物を背負いみすぼらしいが貴方さまこそ、その美しいヤガミヒメと結ばれるでしょう』
そして、2人はめでたく結ばれました。
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キャンセル理由:ランサーズ上の別依頼で当選が確定したため
早く仕上げたかったため別枠で直接依頼しました。