地方新聞社で、出版の仕事をしてきました。その経験を活かして小さな商店とか、ただの主婦とか、趣味の多い定年退職者の方の
本を出版したくて退社、自分の会社をもちました。(株)パレットKですが、長男の同居とともに開店休業になっています。とにかく7人家族の賄い係を買って出ていますので、毎日大量のご飯炊き、パン20を軽く食べる朝食づくりでは会社経営どころではなくなったというわけです。それでも新聞社からの依頼で、たまに記事を書いたり、地方紙の童話の連載をしたりの仕事をしています。3歳の孫から97歳のおばぁちゃんがおりなす毎日はどんなドラマより面白く、笑いがたえません。世の中には隠れた才能をもったまま埋もれてしまうことが多いと思います。長く書き溜めた日記とか、たくさん書いた俳句や短歌、人には言えない経験をしたなど残して置きたい、記しておきたいことがたくさん。何気ない人生の自分史作りのお手伝いができたらな。と思っています。
絵と文章と本作り
地方新聞社で出版の仕事をしていました。そこでは本の企画、編集、取材、リライト、挿絵、レイアウトなど何でもやっていましたが、パソコン機能が高くなって仕事が多くなり、印刷用の組み込みまで要求されるよになりました。
本来文章を書いたり、絵を描いたりが好きだったので、目的の方向が変わってきてしまって新聞社をやめ、自分で出版の会社を起こしました。
ところが長男との同居が始まり、孫ができ、たちまち7人家族となるや、それどころではなくなり、会社経営は、開店休業。今は新聞社からたまにやってくる簡単な仕事とタウン誌の童話の連載のみになってしまいました。
そうなって来ると、自分史や社報、などの制作で締切に追われる生活だった昔と違い、なんだか淋しいもので、何か仕事はないものかと町会の新聞や回覧の文章など書いたり、頼まれて運動会や老人会、文化祭のポスターを作ったりしています。
新聞社時代に「宅建協会」の月刊誌を手がけていましたので、不動産関係には幾分詳しいと思ってはいるのですが、何分商売として経験したわけではないので、専門的事まではどうか、と思っています。社報のロゴや製品名など頼まれて作ったりしたこともありましたが、今は、3歳になって口をきかない不思議の世界にいる孫の観察が実におもしろく、毎日「ばばの育児にっき」を記すのが今一番の楽しみなのです。