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委託生産先で、営利農家用の野菜・花苗の生産監督
■ プロジェクトの目的
野菜および花の苗生産を、高冷地にある外部企業へ委託。
真夏の酷暑を避けるための手段として、"高冷地育苗"という手法を取り、低温による丈夫で高品質な苗生産、自社苗と出荷時期をずらすことでの市場への周年供給を実現する。
■ 体制・人数
自社社員:2名
委託先社員:8名
パート:20名
■ 自分のポジション・役割
自社基準の品質を保つため、生育方法と苗品質に精通した社員として派遣された(3ヶ月常駐)
苗の生育状況を常時確認しながら、水・農薬・温度などを指示・相談する。
■ 目的を達成する上での課題
顧客は、農業が生活に直結している"営利農家"のため、納品希望日を厳守しなけれなならない。顧客ごとに理想の苗は違うため、その傾向を理解しながら、納品希望日に向けて生育速度を調整・管理することが困難な課題であり、醍醐味でもある。
■ 課題に対して取り組んだこと
実際に作業をするのは委託先であるため、まずは現地社員と信頼を築くことから始めた。
生ものである植物苗は流動的な出荷指示が必要なので、現地社員がわかりやすい様に在庫過不足や歩留まりをExcelで表記し、廃棄苗発生を極力抑えた効率の良い出荷指示を心がけた。
■ ビジネス上の成果
出荷実績数量132万本(前年比186%)
出荷量増量の理由として、各営業の営業努力も当然あるが、きっかけは納品先での苗質評価が殆どと言われる。委託先との信頼構築、連携が成果に繋がったと自負している。