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(ITアーキテクト) IT投資:成功の鍵は「構想策定~要件定義」、投資失敗の8割はココが劣悪
■ プロジェクトの目的
各社・各部門のIT投資に見合う収益・効果を確約し、自力運用できる人材を育成する
目標効果に満たないIT投資の失敗原因を究明し、ITの改修や運営改善にて目標を達成する
■ 体制・人数
一部上場企業3社を歴任する中で、50件を超える新規案件と数件の失敗復旧案件に関与
全案件を管掌役員(CEO・CFO等)直属の体制で遂行、人員規模は2名~250名
■ 自分のポジション・役割
SAP案件では、メーカーコンピテンスセンター長として要件機能の実現と性能保証を担当
著名化学業のIT利用権統制では、制度・要件の調整後、構築と系列含めた運用展開を担当
有名不動産業では、既存IT資産の再生を企画、その遂行を技術統括しつつM&A企画も兼務
■ 目的を達成する上での課題
IT環境の世代交代:大型汎用機から、CSSを経て、クラウド&モバイル端末へ
IT構築方法の変遷:総手作り開発から、ERP+アドオンを経て、クラウド+ロボット活用へ
IT利用者の急拡大:電算室要員だけのITから、役員~新入社員や初見の見込客も使うITへ
■ 課題に対して取り組んだこと
変化の効果伝道:新環境や新手法の効果と採用への課題を経営層に提案、変化を誘発
IT人材の再教育:旧世代で育った人材に変化のエッセンスを伝授、早期戦力化を促進
変革の動機付け:新技術の効果を実証実験で確認、納得して変化に挑むべく動機付け
■ ビジネス上の成果
上記過程で「失敗するIT導入案件は『要件定義』が劣悪」と判明、以降の案件では
「構想策定~利害関係者の要求整理~IT構築・運用の要件定義」に注力し各案件の目標達成
SAP案件推進:BASISを統括し国内シェア65%を達成、最高受注額は100億円超
IT利用権統制:職務権限等に応じたSingle Sign-Onを実現、委託先NECの要員育成
IT資産の再生:メーカーが辞退した汎用機レガシーを移行、原価は当初の60%に抑制ITアーキテクト IT5か年計画 IT化構想 IT化要求整理 IT化要件定義 SLA PM・PMO ファジング検品 IT運用訓練 IT技術者再生